感情をコントロール
感情をコントロール
人の気持ちが分からない人の特徴は?
- シンプルに思ったことを言う
- 自分だったらで話す
- 人の気持ちが分かることに魅力を感じない
- 人と関わらくても平気
- 人の状況や気持ちを想像できない
- コミニュケーションで相手と「ズレ」を起こしやすい
- 空気が読めない
- 自分のことを優先
- 自分の気持ちが分からない
などがある。
感情とは?
「物事に感じて起こる気持ち」のこと
- 自分以外からの刺激によって引き起こされる
- 快・不快、好き・嫌い、恐怖、怒りなどが含まれる
- ネガティブ、ポジティブといった様々な種類がある
感情を下図の「プルチックの感情の輪」で説明
人間の感情の分類は、色の分類と似ている。
色は基本となる「赤・青・黄」の三原色から、いろいろな色を作り出すことができる。
プルチックの感情の輪も、基本となる8つの感情から、感情同士が混ざり合うことでいろいろな感情が誕生すると考えられた。
感情の輪の8つの基本的な感情
- 喜び ⇒ 希望が達成された時や、優しさを感じた時の爽やかな気持ち
- 信頼 ⇒ 心配することなく、信じて安心できる気持ち
- 恐れ ⇒ 害悪や危険な事柄に対して逃避したいと感じる気持ち
- 驚き ⇒ 予期しない事象を体験した時の瞬間的な感情
- 悲しみ ⇒ 物事がうまくいかなかった時や、大切なものを失った時の残念な気持ち
- 嫌悪 ⇒ 憎み嫌い、不快に感じる気持ち
- 怒り ⇒ 侮辱されたり、傷つけられたりした時に起こる不愉快な気持ち
- 期待《予期》 ⇒ 事柄が自分の想い通りになることを望む気持ち
上記の基本的な感情は一次感情として、人間にも他の動物にも備わっており、2つの基本感情から生まれる混合感情を人間特有の二次感情としています。
感情の役割
感情は、自分がおかれている状況や、認識した状況、起った出来事が、自分にとってどんな意味を持つのかを教えてくれサインでもあります。
行動の決定
- 意味と価値の方向性を付与
問題の解決
- 人間関係を解決する
- 社会問題を解決する
表と裏の感情
感情には、ポジティブ感情とネガティブ感情があり、ポジティブ感情とは、愛情、喜び、感謝、安らぎ、などがあり、ネガティブ感情とは、怒り、悲しみ、恐れ、寂しさ、などがあり、単純にまとめると「喜怒哀楽」と表現できます。
感情は反射的に湧き上がってきて、制御できるものではありません。
大事なのは、反射的に湧き起こってくる感情は抑えられない、その感情への対応としての行動は選べるということを認識しておくことです。
一見するとネガティブな感情や反応も、突き詰めて考えればポジティブな感情や反応だったりすることもあります。
例えば、家の裏庭にある大きな木に、9歳の息子が木登りをしているのを母親が発見し、「木登りなんかしたら危ないじゃないの!すぐに降りなさい!」と 怒鳴り付けました。怒りというネガティブな感情が「表」の感情です。
しかし、よく考えてみると、もしも木から落ちたら大けがをするかもしれないし、最悪の場合は命を落としかねないと思う、子供への愛情や優しさというポジティブな感情が「裏」の感情として存在しているのです。
顕在意識と潜在意識は、よく氷山に例えてられます。
表の感情を「顕在意識」裏の感情を「潜在意識」と考えることができ、圧倒的に潜在意識=裏の感情の方が大きいことが分かります。
表に現れている感情は、全体のほんの一部だけなのです。
どうしたらよいのか?
湧き上がった表の感情の奥に存在している裏の感情は、誰にでも存在しているものです。
表の感情が、ポジティブなものなら気にする必要がないのですが、ネガティブなものだとしたら、裏にある潜在的にあるポジティブな感情を探しだし、自身で解釈を拡大して相手とのコミュニケーションのストレスを少なくできる道具として考えればよいのです。
とは言っても、今すぐ裏の感情を探しながらコミニュケーションをとることは簡単ではありません。
相手と会話しながらが難しいなら、会話を終えた後で反芻して、裏の感情を見つけ出す訓練を続けることで、感情の理解度がアップし、人としての魅力もアップしていくでしょう。
完璧を求めることは無理な話ですが、意識を続けることで習慣になります。よい習慣に後押しされ、より魅力的な自分を目指してみませんか。